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不動産の資産価値を維持向上させるべく、質の高い管理業務を提供するリンクス・エステート。その中心的な役割を担う「資産管理部」は、女性社員が第一線で活躍する部署でもあります。リーダーとしてメンバーを牽引する片岡部長に、仕事のやりがいやマネジメントで心がけている点を語ってもらいました。
船橋駅北口の成長に少しでも携わるために、船橋の不動産会社で働きたい
――不動産業界に入られたきっかけを教えてください。
ビジネス系の専門学校を卒業後、地元の小さな建設会社に就職し、賃貸物件管理の仕事に就いたのが最初です。次に総合不動産会社で賃貸管理業務全般に携わったあと、大手FCの仲介店舗に転職しました。複数社を経験する過程で、さまざまなお客様と話ができることや、多様なお部屋を見て回れること、建物ができあがっていく過程を見届けられることなど、不動産業界の魅力に触れていきました。
――その後、リンクス・エステートにはどのような経緯で入社されたのでしょうか?
地元である船橋の不動産会社で働きたいという思いがあったからです。
高校時代から現在までずっと船橋で過ごしており、その中で船橋駅北口付近の開発が進み、どんどん人が増えて発展する過程を目にするなかで、「これからも船橋の変化を近くで見届けたい」という思いが芽生えてきました。そして、少しでも街の成長に関わる仕事ができればと考え、船橋の不動産会社で働きたいと思うようになりました。
前職を退職してからは半年ほど求人を探していたのですが、ちょうど船橋駅北口の不動産会社であるリンクス・エステートが社員募集をしているのを知りました。「これだ!」と感じてすぐに応募し、入社に至ったというわけです。
規律正しくきちんとした社風により、安心して自分の力を発揮できた
――入社されてから、現在の部長職就任に至るまでの経緯を教えてください。
もともと賃貸管理業務を行っていましたから、仕事は最初から違和感なく取り組めました。
ただし、リンクス・エステートは、それまで経験した不動産会社とは少し違っていました。不動産会社って、良くも悪くも自由な社風が多いのかなと思っていましたが、当社は小規模ながら会社として規律正しくきちんとしていました。よく「うちの会社は清く正しく美しくだから!」と言っています(笑)。だからこそ、安心感があり、不安なく自分の力を発揮できたのだろうと思います。日々の仕事の中で「どうすればいいんだろう?」と悩むことが少なく、任されたことに対して納得して動ける度合いが大きかったですね。
また、身構えずに何でもやりますという姿勢も、評価をいただいたポイントかもしれません。入社前の面接で、社長から「うちは女性だからここまでとか、そういったことは考えていないから、やる気があったら遠慮せず何でもチャレンジしてほしい」と伝えられたのが印象に残っています。
そのような社風があり、これまでに培った経験や力を発揮しつつ、前向きなスタンスで仕事に臨む過程で、部長職に就任することができました。
――部長職に就いた当時、部署内のマネジメントについて、どのように取り組みたいと考えていましたか?
女性を中心に7~8名のスタッフがいましたが、とにかく「みんなで仲良く明るく働けるように」と純粋に思っていましたね。不動産業界での経験が浅いスタッフもいましたから、つまずいたり悩んだりしたときに、周囲が支えてあげられるような部にしたいというのが一番でした。
当時の不動産業界は、残業の多さや、人の入れ替わりの激しさなど、ブラックなイメージが根付いていました。そんなイメージを変えたかったですし、少なくともリンクスグループはそうではないということを伝えたい思いもありましたね。
人生の大切な節目に伴う新たな住まいに、携わる責任の重さがやりがいになる
――あらためて、資産管理部の仕事内容について教えてください。
不動産の賃貸契約および管理に関するさまざまな業務を行っています。契約に際して必要な書類の準備や作成、そして契約後の家賃の入金管理や契約更新、解約のほか、住居に関するクレームや修繕などへの対応なども含まれます。
また、当社にはいわゆる賃貸仲介の業務がなく、管理業務に特化しています。お部屋探しなどの仲介業務があれば、土日などにお客様を内見にお連れする機会が生じますが、当社はそれがないので、週末はしっかり休めるというわけです。
さらに、コールセンターを導入し、クレーム対応をはじめとした社員の電話応対を減らす取り組みも行っています。
――資産管理部で働くやりがいを教えてください。
お客様が新しく住まいを構えるのには、実にさまざまな背景があります。特に、学校の卒業や入学、就職や結婚など、人生における大切な節目に、間接的にでも携わる責任の重さは、やりがいにつながっています。また、さまざまなシーンでの会話の中で、お客様から「ありがとう」と言われるのも大変うれしいですし、「やってよかった」と思える瞬間です。
お客様の話を聞きながら、その物件にこだわる理由や、その背景にある価値観が見えてくることもあります。契約のお世話をしながら、お客様の人生に寄り添うような感覚を持てることも多いですね。
意見が出しやすい雰囲気を作るために、まずは自分が笑顔で明るく働く
――資産管理部はどのような雰囲気ですか?
ひとつあげるなら、意見交換が活発な点でしょうか。例えば、物件を満室にするために、キャッチコピーや写真の見せ方に対して、若い社員が率先してアイデアを出してくれることもよくあります。
また、そんな様子を見た派遣スタッフさんが「この会社は、何かあるとみんなで話し合って、こうしようって決めていく。仮に上手くいかなくてもみんなが納得して、じゃあ違うやり方を考えようとまた話し合う。だから部内で団結力が生まれていくのだと感じました」と伝えてくださったのも印象に残っていますね。
以前、自分がもっとトップダウンで決断・指示したほうが、色々とスムーズに素早く進むのだろうかと悩んでいた時期もあったんです。でも、派遣スタッフさんのその言葉を聞いてから、みんなで話し合うことがそれぞれの成長の機会につながりますし、それはそれで良いことだと思えるようになりました。だからこそあらためて、若い社員が意見を出しやすいような雰囲気は大切にしたいと思っています。
――そのような雰囲気を目指すために、日頃から心がけていることはありますか?
まずは私自身が笑顔で楽しく働くようにしています。「うちの上司、怖いんだよね」とか「なんだか機嫌悪いんじゃない?」といった印象を与えてしまうと雰囲気が悪くなり、部下を萎縮させてしまいます。そうならないような空気感をつくるよう心がけていますね。
――資産管理部にはどのような方が向いているとお考えですか?
不動産業界に興味のある方にとっては、入り口としてぴったりな部署だと思います。賃貸管理を中心に不動産に関する基本的な業務を一通り経験できますから、より専門的な管理業務を担いたい方はもちろん、仲介や売買などに進みたい方にとっても、土台になる経験が得られるのではないでしょうか。
――最後に資産管理部としての今後のビジョンを教えてください。
まずは地域に根ざし、自社の管理戸数を増やすという当社の目標に貢献したいですね。その一方で、DX化を通じた業務の効率化も注力したい要素です。例えば、電子契約を促してペーパーレス化を推進したり、お客様とのコミュニケーションにチャットやLINEを活用したりといった施策を講じています。また、賃貸管理には幅広い業務がありますが、皆が同じレベルのスキルを習得し、何でもこなせるようになってくれると嬉しいです。そのためにも、社員の働きやすさをいっそう強化し、より先進的な取り組みに挑戦していきます。