不測の事態にも素早く対応、決して品質を下げることはない
―リンクス・ビルドに施工を依頼するようになったきっかけを教えてください。
細谷:数年前に当社が一般オーナー様から購入した中古マンションの施工を、リンクス・ビルド様が担当されていたと知り、当社から連絡を差し上げました。そのマンションの品質がとても素晴らしく、グループ会社で請け負われている管理も行き届いており、ぜひおつきあいしたいと思ったからです。互いに業務内容を紹介しあい、少しずつ距離を縮めていきました。今では多くの施工をお任せしており、今年も着工や竣工した物件が複数あります。
―リンクス・ビルドに施工を発注し続ける一番の理由はなんですか。
細谷:やはり品質の高さですね。施工のプロとして管理体制が非常にしっかりしていると思います。社内で厳しい基準を設けて、何重にもチェックされていることは傍で見ていても明らかです。現に、これまで施工中にヒューマンエラーが起こったことはありませんし、工程に遅れが出たこともありません。
グループ全体で土地の取得から施工、建物管理まで、ワンストップで請け負われることも多いので、私たちデベロッパー側の目線だけでなく、最終的に入居されるエンドユーザー側からの目線も持たれています。入居される方が長く住みやすい物件にするにはどうすれば良いのか。状況や時代に応じた新しい提案もたくさんいただいています。非常に信頼しているので、当社としてはスケジュールや予算が合う限り、ぜひリンクス・ビルド様に施工をお願いしたいと思っています。
―リンクス・ビルドからの提案で印象に残っていることはありますか。
細谷:たとえば昨年末、アメリカのハリケーン被害により断熱材が不足したときは、品質を落とさずに同じ性能を持つ代替品をすぐにご提案いただきました。しっかりしたエビデンスもご提示いただいたので、当社も切り替えに踏み切りやすかったですね。工期を延ばしたり、突貫工事を余儀なくされたりすることも十分あり得たところを、リンクス・ビルド様の素早い対応で、当初の工期通りに進めることができたのです。
コロナ禍で給湯器が供給不足に陥った際も先手を打ち、入手が困難になる前に、協力会社様から必要数を確保してくださいました。竣工までに間に合わなかったところもたくさんあったなかで、当社はリンクス・ビルド様に助けられました。コロナ禍に入って状況や情勢は随分変わりました。リンクス・ビルド様は、施工方法や構造的な見解など、専門的な知識が豊富で、協力会社様やグループ会社様とのつながりも強固なので心強いですね。
―建築に関する様々な情報や、新しい資材などに関する情報は、どのように仕入れているのでしょうか。
柄澤:リンクスグループは比較的若い会社です。中途採用の人材が多く、いろいろな会社で経験を積み入社して来ています。そのため経験豊富な人材や、多種多様な協力業者が集まり同じ方向に向かって建物を建てています。そこでの情報収集が大きいと思います。
また、施工中や竣工後に起きたトラブルや過去の失敗例を踏まえて皆で話し合う機会を設け、協力業者から「新たな工法や材料の提案」や前職での「弊社とは別の工法や検査基準」などの情報を交換して新たな当社基準を作っています。だからこそ材料などが日々高騰している中でも、コストや予算面を考慮し、材質や性能はほぼ一緒だが単価(値段)が安いものを薦めたり、さらに安価な材料や工法はないかを考えて提案したりしています。
お客様第一主義で高品質の建物づくりを徹底
―リンクス・ビルドのこだわりや強みは何だと思いますか。
細谷:経年変化が極力少ない高品質の建物を追求していることだと思います。建物を保有している当社グループが後々管理しやすいよう、耐久性やメンテナンス性に優れた施工に取り組まれています。もちろん建物は人が使うものですから、いずれ不具合は出てきます。そんなときでも、リンクス・ビルド様のご担当者様に連絡すれば、リンクスグループ内の管理会社との連携がスムーズで、メンテナンスが非常に迅速です。
また、機能性だけでなく、デザイン性に優れているところも強みだと思います。エンドユーザーが入居されたときにどう感じられるかということも非常に意識されています。立地や土地の形、周囲の環境、地域住民の特徴など、様々な条件を考慮して、建物の色や間取り、意匠まで、どういったものが好評を得るのかを熟知されているのだと思います。私どもも不動産業界にいるプロとして、日々アンテナを張って情報収集に務めていますが、リンクス・ビルド様はいつも期待を上回る新しい発想や情報を提供してくださいます。非常にありがたいし、仕事がしやすいですね。
―資材の調達やメンテナンスなどにおいて、リンクス・ビルドの対応の迅速さはどのように実現しているのでしょうか。
柄澤:資材の調達はものにもよりますが、たとえば1週間程度で納入が可能な物でも2ヶ月前には色、寸法や発注条件を決めてしまうなど早め早めの対応を心がけています。サムティ様をはじめ、お客様には早めに仕上げ材を決定していただいているので結果、調達の迅速さを実現できていると思います。メンテナンスに至っては人間の衣食住の住を担う部分です。ここに何か問題があると生活に支障をきたすため、困ったことがあればすぐに訪問し、場合によっては電話連絡を直接して迅速に解決しています。
たとえば「電気がつながらない」「水が出ない(漏れる)」などのライフラインにかかわることであれば住人にとっては緊急事態なので、即時対応するように心がけています。そのほかのライフラインにはかかわらない「扉の開け閉めがしづらい」「キッチンの取手がぐらつく」などは電話で連絡をし日程を決めてからお伺いします。リンクスグループには「お客様第一主義」という企業理念があり、この理念にもとづいて迅速さを実現しています。
―実際に入居されたエンドユーザーの評判はいかがですか?
細谷:管理しているのは当社ではなくグループ会社で、賃貸マンションに入居された方のお声を直接聞くことはありませんが、数字を見ればユーザーからの評価が高いことは明らかです。これまでリンクス・ビルド様と取引した物件はたくさんありますが、いずれも入居率が高く、成約に至るまでも早いのです。もちろん立地や適正な家賃も理由のひとつかとは思いますが、建物の品質の良さが数字に大きく貢献していることは間違いありません。
リンクスグループはつねにお客様と同じ方向を見ている。
―リンクス・ビルドに「お客様目線に立った施工」を感じることはありますか?
細谷:もちろん、いつも強く感じています。これまでお話ししてきた建物の品質の高さや、迅速丁寧なアフターフォローは、収益性の高い不動産を保有したいという当社のことを第一に考えてもらっているからこそ。そのために常務取締役をはじめ現場所長や次席、協力会社まで、社員の方々全員が私たちと同じ方向を向き、意思統一されていることも分かります。対応も丁寧で、私自身が覚えていないような意見でも、忘れずに次に活かそうとしていただくこともあります。一つひとつの建物に対する思い入れが深く、エンドユーザーが入居されるまでのシナリオを考え、作品のようにこだわってつくられているなと感じます。おかげさまで、リンクス・ビルド様にお願いした建物に対する当社の満足度は非常に高いです。
―施工に携わるすべての社員が顧客意図を汲み取り、施工にあたることができている要因はなんでしょうか。
柄澤:リンクスグループは、土地を購入し、設計・施工し、不動産を管理することを一貫して行えるのが強みです。どの企業も「良い建物」の基準や目線が違い、デベロッパー様(お客様)、施工業者、さらにエンドユーザー様(入居者様)の三者三様ですね。「良い建物」とは施工業者からすると、安価で見栄えが良くなおかつ、一番大事なのは経年変化の少ない建物が「良い建物」だと私は思います。しかしデベロッパー様にしてみると、安価で見栄えが良いのは当然で入居率が良いのが「良い建物」だと思います。どんなにしっかり壊れない建物でも、そこに住みたい人がいなければ意味がありません。だからこそ可能な限り妥協点を探します。集客できるデザイン性があり、かつ入居者からのクレームがない「良い建物」作りに取り組んでいます。
全てのお客様とできる限り目線を一致させることがお客様第一主義につながり顧客の意図を汲み取る要因だと思います。
ただそれだけじゃダメで、なおかつ経年変化の少ない建物、これが一番良い建物なのかなと私は思います。でもデベロッパー様にしたら、当然安価で入居率が良いのが一番だと思うのです。どんなにしっかりして壊れない建物でも、そこに住みたいという人が来てくれなくては意味がない。だから可能な限りの妥協点を探し、集客できるデザイン性があり、なおかつ顧客からのクレームがない。その目線が一致するよう心がけています。
―どんな企業にリンクス・ビルドをすすめたいですか?
細谷:当社と同じ立ち位置のデベロッパーとして活躍されている会社様には、胸を張っておすすめできます。企業だけでなく、長期で建物を保有されたいとお考えの個人オーナー様にも非常におすすめです。これからも時代のニーズや変化を素早く汲み取り、リンクス・ビルド様と同じ方向を向いて、ともに進んでいきたいと思っています。