街並みに調和しながらも存在感のある、イギリス風の学生マンション。学生のニーズに寄り添うデザイン

概要（背景や要望、目的など）

「街並みの先駆け的存在として、イギリス風のマンションを建設したい」というのが施主様のこだわり。大学近郊であることから学生のニーズに応える物件を目指し、中でも女性の学生に選ばれる空間づくりに注力。周りのあたたかい雰囲気に調和しながら、イギリス風の建築物として確かな存在感を放っている。

コンセプトやデザインについて

三角形の屋根とレンガ調の外壁を用いて「イギリス風」を表現しながらも、外観全体に独自のアイデアを導入し周りに溶け込む工夫を施した。外壁の塗装は少し赤みがかった優しい色と白を配色。そして、周辺に植栽を施しながら街並みの調和を図った。

また、メイン道路が広く建物全体を俯瞰できることから、中央にエントランスを設けたファサードに。入居者に居心地の良さを感じてもらえるエントランスホールを目指し、内部をタイル張りにして、落ち着いた照明で映し出す工夫を凝らした。

先見の明で、学生のニーズに応える物件に

先進的な取り組みで学生の心を魅了する仕掛けを施した。トイレにはガラス製の洗面台を設置。清潔感とオシャレさを演出。玄関の靴箱や室内の収納スペースも大きく確保するなど、特に女性の学生のニーズに寄り添うデザインを施主様や設計者の知恵を持ち寄り設計に落とし込んだ。学生マンションとしては広めの8～9畳を確保。趣きのあるエントランスホール、内部の照明を明るくするといった細かな配慮が功を奏し、女性の学生を中心に好評を博している。